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薬局薬剤師の役割とは?(2021年1月)

 

 

皆さんこんにちは。

今回は飛鳥薬局の研修制度の1つであるE-ラーニング研修と今後の薬局薬剤師の役割についてお伝えします。


認定薬剤師制度とは


認定薬剤師とは、薬剤師会などが主催する講習会などに参加することによって単位を取得し、自己学習、研鑽によって一定の条件を満たすと日本薬剤師研修センターより証明を受けることができる制度です。

認定薬剤師にもいくつか種類はありますが、まずはベースとなる研修認定薬剤師を取得するとよいでしょう。

研修認定薬剤師の取得方法


この認定資格の取得方法は、薬剤師会が主催している研修会やインターネットによる動画学習(E-ラーニング)を受講し、履修することでもらえる単位シールを集め、薬剤師研修手帳に受講内容の記録し、日本薬剤師研修センターに申請します。

認定されれば、晴れて研修認定薬剤師として業務を行うことができます。

 

申請するのに必要な単位数と年数は以下の通りです。


この研修認定薬剤師の資格はかかりつけ薬剤師として業務を行うために必要な条件の1つとなっています。

現在は新型コロナウィルスの影響で、参加型講習会の開催が少なくなっており、単位の取得も難しくなってきています。

E-ラーニングであれば、自宅にいても講習が受けられるため、継続して単位の取得が可能です。

スキマ時間を有効活用して、興味のある分野や取扱いの多い疾患など選んで受講することができるため、非常に便利です。


薬局薬剤師が取得できる認定資格




かかりつけ薬剤師とは


医薬品や健康食品、介護などに関する豊富な知識と経験を持ち、患者さんの悩みについて相談を受けたり、必要に応じて医師への情報提供を行ったり、患者さんが自宅でよりよい生活を送れるようにサポートする薬剤師のことをいいます。

 

 

今後、薬剤師は地域包括ケアシステムの構築に向けて地域と密着して多職種と連携し、地域の方々と顔の見える関係が築けるような存在であることが求められています。

 


   =かかりつけ薬剤師の3つの機能=

 

 ①薬の専門家が身近にいるから安全・安心に薬を使用できる!

  ひとりの患者さんの服薬状況を一カ所の薬局でまとめて管理し、かつ、それを継続して行う機能

 ②薬局が開いていない時間にも薬の相談ができ、在宅医療もサポートしてもらえる!

  24時間対応を行ったり、患者さんの自宅にお伺いし在宅医療を行う機能

 ③医療チームのサポートを受けられる!

  処方医や医療機関と連携する機能

 

日本薬剤師会ホームページより引用

薬剤師の役割は対物から対人業務へ


近年、薬局薬剤師の業務内容は処方箋の応需、薬剤の適正な保管や調剤、在庫管理のような対物中心の業務から、お薬手帳や患者さんからのヒアリングによる医薬品・サプリメントの飲み合わせチェック、服薬指導、医師への処方提案、残薬の調整など、対人中心の業務に変わってきています。

 

また、飛鳥薬局では地域密着・身近に相談できる窓口を目指して、学校薬剤師や地域薬剤師会による輪番制の休日開局、市民祭りなどで行われる薬物乱用防止キャンペーンへの参加、日本薬局協会後援のお薬相談会の開催といった地域活動も積極的に行っております。

さいごに


いかがでしたでしょうか。

数年後の自分の姿と未来の薬剤師像が一致できるように、充実した研修や地域貢献を行っている調剤薬局を探していきましょう。

 

飛鳥薬局では業務体験型のインターンシップを実施しております。

地域密着型の調剤薬局に興味のある方はぜひご参加ください。