皆さんこんにちは。人事課の内山です。
私事ですが、育休でお休みを約1年間いただき、5月より復帰いたしました。日々のお仕事に育児が加わり、世の中のお母さんたちは本当に大変な思いをされているのだと、最近つくづく思っております。
さて、そんな私が今回コラムでお話ししたい内容が、食事環境の大切さについてです。
離乳食を通じて食事の大切さを再認識することがありましたので、皆さんにお伝えしたいと思います。
1. そもそも「食事」とは?
「私たちはなぜ食べるのか」、皆さんは考えたことがありますか?
食事には2つの役割が備わっており、1つは健康を維持・増進し、また疾病の予防・治療に必要な栄養素を過不足なく摂取するという栄養学的側面です。
もう1つは食習慣や食文化をみたし、おいしく食べることで心の豊かさや満足感を得るとともに、人間関係やコミュニケーションの形成に役立つなど、QOLや社会性を高める側面です。「食べる」ことは精神的健康感に大きく影響し、おいしい・楽しいといった充足感、また食事を介した家族や社会とのつながりにより、自分自身を大切にしたい、自分自身が大切にされている、という自尊感情を得ることができるといわれています。
2. 食べる楽しさ・喜びを赤ちゃんの時から伝える
私たち大人は当然のように食事をすることができますが、赤ちゃんにとっては口にするもの全てにとても敏感で、なかなか食べてくれない時もあります。
栄養バランスに意識が向きやすいですが、まずは食べる楽しさ・喜びをわかってもらうことがとても重要です。家族で食卓を囲んで食事をし、「食事の時間は楽しい時間なんだ!」と赤ちゃんに認識してもらうことがとても大切です。
3. 食事環境を整えよう!
皆さんはスマホやテレビを見ながら食事をしていませんか?「ながら食べ」をすると、食べ物に意識が向かず、消化酵素や唾液が分泌されにくくなり、消化が不十分な状態で食べ物が消化管を通るので、消化管にかかる負担が大きくなるといわれています。特に4歳ごろまでは消化管が未熟なため、食事中はテレビを消すなど、より食事に集中できる環境づくりが大切です。
食事は人間にとって生きるために必要な時間です。食事の時ぐらいは家族との会話や五感 (味覚・嗅覚・視覚・触覚・聴覚) を感じて、楽しい時間にしたいですね。
最後に・・・
「いただきます」や「ごちそうさま」、大人になると心を込めてあいさつができている方は、少ないかもしれませんね。
食べ物や食事を作ってくれた人に対して感謝の気持ちをしっかり表すこと、また食べ物をよく噛み味わって食べることを意識して、毎食楽しい食事にしましょう。
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